日本人の歩き方は、変。
わずか30年ほどで急激に西洋化した日本人。
長い歴史で培われた日本人の歩き方は
筋金入りの和式仕様。
洋式のライフスタイルに和式の動きの名残を
世代を超えて今もなお、
中途半端に続けているのです。
だから世界的にみて変。だそう。
それは見た目が不格好なだけでなく
健康を害する生活習慣。
今まさに日本人の歩き方は過渡期。
私達自身が「変」な渦中にいるのです。
・・・という事実を、前回お伝えしました。
ではどうすればいいの~!?
それは簡単。
自分の姿を知って、理解し、
行動に移し、継続するのみ。
とにもかくにも
単に自分の歩く姿を知らないことが
一番の問題です。
まずは知りましょう!
何が変で、どこがどう違うのか?
写真で確認してみましょう。
まずは日本人の歩き方の典型例。
上の着物の写真。
軽く膝を曲げ、つま先重心の体勢。
帯によって背筋が伸び、
腰回りも安定させます。
着物は股を閉じざるを得ず
それが内転筋を鍛えることに繋がり
足腰が鍛えられます。
膝を閉じているから、つま先が内に向いても
骨盤股関節への影響が少ないとも言えます。
その下の2枚の洋服の写真。
DNAがそうさせるのでしょうか?
着物文化から離れた世代にも関わらず、
洋服なのに前足後足共に、
軽く膝を曲げているから後足に推進力はなく
前足に後足を引き寄せるように移動。
帯が無いのに膝が曲がっていては
猫背になりやすい。
裏太ももやヒップは扁平尻に。
さらに鼻緒もなければ
足指が使われず、
ふくらはぎはガチガチに・・・。
次に日本人以外の国の人の歩き方を見てみましょう!
膝がしっかり伸びているのが特徴的です。
アンハサウェイとそのお隣さんの足首!
動きがよさそうですね~。
何もハリウッドセレブに限ったことではありません。
アスファルトに裸足はビックリ!
逞しいですね~!
とにかく日本人以外の多くの人は
前足後足共に膝を伸ばし、
後足の指を使っているから
推進力のある歩き方なのです。
これで裏太ももやヒップを鍛え
美しいレッグライン、ヒップラインを作ります。
血流もアップします。
ここ数年で京都は海外からの観光客が増え、
Tomoyeサロン界隈はまさに国際都市。
日本人よりも外国人の方が多いくらい。
ですから、世界中の人の歩き方を
観察ができちゃうわけです。
確かに。。。
お隣の韓国や中国と比較しても違います。
顔かたちは似ていても、歩く姿を見れば
日本人かそれ以外の国の人かがわかります。
何せ、日本人以外の人は堂々と歩いています。
胸を張って肩を引いて、背筋をピンと伸ばして力強い。
まず内股さんはお見掛けしない。
腰回りを帯で締めて大股では歩けない着物。
その特徴的な衣服文化の歴史が
私たちの体内に奥深く根付いていることは
容易に想像できます。
着物は素晴らしい日本文化ですし、
とても好きです。
着物の歩き方が悪いのではなく
洋服を着て着物の歩き方をすることが
不格好で不健康なのです。
洋服のときは洋式の
和服のときは和式の歩き方を
身を守るために、そして綺麗に魅せる
使い分けが大切です。
まずは、自分の歩く姿を
知ろうとするか、しないのか?
そこからです。
それだけで、画期的に変わります。
次回は京都市Kさんの場合の
その「気づき」をお伝えします!
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